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第十九話:全日本教育工学研究協議会終わる

11月13日、14日と東京工科大学で全日本教育工学研究協議会が行われた。

前日の「発表決起懇親会」は、60名の参加。発表者がたくさんいるのに大宴会になってしまった。関東の地で60名もの場所のきりもりをしてくれた小林、ちのちゃんはじめ学生、飯田さん、西さんの内留組に感謝。

共同発表や関連発表は全部で26本。内容は下記の通り。(写真2,7:石倉さん@鳥取提供、写真4:石井さん@徳島提供、写真1,5,6,8:田中さん@長崎提供、写真3:田口提供。写真9:中野さん@石川提供)



・低学年国語の「書くこと」領域における構造化の効果〜ウェビングを活用して〜(有田さん)

・小学校高学年児童の文書による情報伝達能力の評価についての研究〜200字お手紙日記の分析〜(石倉さん)

・情報活用能力を埋め込んだ国語科授業における教師の配慮〜情報教育的視点を持つ教師の実践を通して〜(ちのちゃん)

・学級日誌型ソフトウェアの利用における書き表す力の分析(辻さん)

・ルーブリックを作成・活用した自己評価を行う際の留意点の検証(中野さん)

・携帯電話を小学校の教育活動に活用した教師の配慮に関する研究(小林)

・NHK学校放送番組の活用における一考察〜高学年社会科学習に番組を取り入れる場面や学習形態の工夫〜(白江さん)

・新時代の授業を創る「デジタル教科書」の開発について〜「国語の力」を育むIT活用について〜(馬場さん、石田さん)

・「連画:絵のリレー」に取り組む教師と子どもたちの意識のズレの分析〜教師の支援のあり方を明らかにするために〜(佐藤さん)

・教育用コンテンツを活用したe-learning教員研修システムの開発とその評価(高橋さん)

・本時の学習過程におけるNHKデジタル教材の利用方法に関する研究(村井さん)

・デジタルコンテンツ活用授業の効果についての事例研究(森本さん)

・交流目的に応じたメディア環境に関する一考察〜D-project学社産連携ユネスコ・世界寺子屋運動リーフレット制作〜(水谷さん)

・携帯電話の多地点テレビ電話接続による遠隔授業の試み(山本さん)

・国際交流に必要なコンテンツと情報発進力の育成(清水さん)

・教育用デジタルコンテンツの開発及び普及(大谷さん)

・全国の教室にデジタル教材を普及させるためのパッケージの開発〜先進的な理科教育用デジタルコンテンツを活用して〜(佐和さん)

・デジタル表現を支援する動画編集のコースウェア設計〜授業やワークショップで利用できる動画教材のパッケージ化〜(江守さん、田邊さん)

・e-Learningを核にした実践研究コミュニティの構築〜IT活用授業研究「中川塾」の構想〜(これは私の発表)

・子どもたちの構成力を鍛える動画制作(山下さん)

・授業実践力の向上を目指した「ワークショップ」の成果と課題(豊田さん)

・コーチング・スキルを用いたIT活用推進の研究(岩崎さん)

・携帯電話の教育利用と児童の受容態度についての事例研究(稲垣)

・授業におけるIT活用のために必要な担任教師に対する校内支援〜校内における支援活動の評価より〜(田中さん)

・情報教育支援Webサイトにおけるコンテストの運用とその効果〜相互評価を行う投票システムの活用〜(山中さん)

・授業で役立つマニュアルサイトの開発(前田さん)



こういう場ではじめて発表の人も回数を重ねている人も、最後の最後まで少しでも自分の考えを明確にすべく、細部にこだわり、妥協しないでがんばった。

それぞれに次の宿題もあるが、自分自身をほめてあげてほしい。




コメント (7)

ありた:

中川先生のご指導のおかげでどうにか発表当日にこぎつけることができました。当日どう話すかというのも課題だったけど、それまでに本当に大事な勉強をさせてもらいました。これからも一歩一歩歩みたいと思います。ありがとうございました。

サンプラザ:

中川先生ありがとうございました。途中自分の実践のまずさに気づいて論文に仕上げるのが嫌になり今年は見送ろうかと思っていました。しかし中川先生は全部お見通しだったようでした。どんな力をつけるのかを絞りきらないまま実践をしていることをいやと言うほど思い知らされました。また教科としての力や学年での力を十分見極めていないことにも反省。さらには学習活動のテーマのいい加減さも反省。課題は山積み。でも論文にまとめ、人に伝えることで整理したからこその気づきだと自分を励まし、新しいスタートを切りたいと思います。本当にありがとうございました。

中川妹@広島:

ずらりと並んだ26本のテーマを読み、あらためて参加できなかったことを悔やみました。中川塾長をはじめ、発表者、参加者のみなさま、お疲れさまでした!

石倉:

中川先生ご指導ありがとうございました。ど素人の私を我慢強くご指導くださり、申し訳ないことばかりでした。今は初論文と発表が終わった余韻に浸って幸せです。当日まで悩んで悩んで、弱気になったり強気になったり、楽苦しさを満喫できたように思いました。またチャレンジします。今後ともご指導よろしくお願いします。

岡本@浜松:

発表された皆様,お疲れ様でした。まずは,発表のすばらしさと多さに圧倒されました。
発表を聞かせていただいて,仮説に基づいて検証しそのデータを数値化すると,より説得力のある発表ができるのだと分かりました。また,たった10分の中で膨大な情報を整理して伝えるのはすごく難しいと思いました。
日ごろから,要点を絞って分かりやすく伝えるスキルを磨いておかなくては,学会のような厳かな場ではうまく伝えられないと焦りすら感じました。
自分の足下を見つめ,発表のために仮説,検証,データの数値化をするのではなく子どもに力を付けるために,普段から教材研究や必要なデータ採取をしてけるように努力していきたいと思います。
本当に学びが多く充実した2日間でした!

こばやし:

去年より、よかったことがほんとに救いでした。ご指導して頂き本当に感謝です。まだまだ自分をほめるレベルまでにはいかないので、これからも日々精進です。
 今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

岩崎@鳥取:

発表の機会を与えていただいて感謝しています。発表し終わったあと、自分がハイになっているのがよく分かりました。それくらいの緊張でした。7月の金沢大での勉強会からはじまり、9月・10月の原稿づくり、プレゼンのまとめと、たくさんの人に助けていただいたことが今回の財産です。ほんとうに感謝です。

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2004年11月18日 12:12に投稿されたエントリーのページです。

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