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第三十話:中川塾1期生卒業合宿終わる

先週末の中川塾からはじまり、今週も満載だ。土日は年度末まで休みなし。

木曜日は卒論発表会があった。野畑、山根、田口の3人が発表。ゼミ合宿より格段よくなった。他の教官からの質問にもかろやかに答えていた。前日夜に小林、竹内がアドバイスしてくれていたようだ。こういうかかわりは本当にうれしい。

今週。エプソン取締役を退任された原田氏と打ち合わせ。原田氏とお会いすると「けっして守りに入ってはいけない」と勇気づけられる。松下教育研究財団助成審査。いくつかの授業の成績処理。小林とちのちゃんの修論査読結果作成。授業力ゼミ(富山の水木さん発表)。新潟県小千谷市情報教育研究会講演と発表に対するコメント。学内選挙。情報コース卒論発表会2。専攻会議。堀田さん(静岡大)と論文打ち合わせ。神奈川県綾瀬市研究員発表会講評と講演。NHK高学年プロジェクトまとめ。会長をやっているメディアコンテスト発表会。講演は著作権協会の久保田氏。



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この土日に、IT活用実践研究「中川塾」の合宿があった。

今回は、塾生がまさにこの1年間の総決算を行う合宿だ。

課題もこの1年をふりかえった自分の実践の弱さと改善を5分で語るもの。師範の3人からは暖かくも厳しいアドバイスがとぶ。グループセッション、塾生による補足タイム、懇親会。2日目は校内研修に関するグループ対抗プレゼン。そしてゲスト講師前田さん(熊本)の研修に関する講演。示唆に富むすばらしい講演だった。その後師範3人によるパネルでこの1年間を総括。最後に私からまとめ。

今年の中川塾がここまでこれた一番の要因は何につけても塾生15人のがんばりに尽きる。プライドも何もかもはがされてのスタート。容赦のない毎月の師範の指導。でも一度も誰も脱落せずに切磋琢磨し同時に仲間意識を維持しながらここまでこれた彼らの前向きの姿勢と能力の高さに敬意を表する。塾生15人まちがいのない人選だったと今さらながらに思う。必ずこの1年の取り組みを栄養にして、さらに実践を極めてくれると信じている。と同時に、2期生を鍛えるのに今度は力を発揮してほしい。修了証を渡しているときに、涙が出そうになった。

そして、師範。いつも的確にずばっと指導をしていたのはさすがというほかない。毎月の評価は想像を絶する大変さだったと思うが、この先もときどき読み返すとその指摘はいつも新鮮であることがわかるはず。中川塾はこの3人の師範あってこその塾だ。ここまできてもさらに自分自身をのばそうとするその姿勢も塾生には響いたと思う。

また、このような特別なプロジェクトに賛同していただいた松下教育研究財団の桜林前局長、下田新局長、そして則常さんにも感謝したい。

最後に、影でこのプロジェクトを支えたのは、実践センターの松能君と学生のささじ〜、もえちゃん、小林、ちのちゃんだ。ありがとう。



中川塾はe-Learningを核にしているが、システムがどれだけよくてもうまくいかない。いかにコミュニティをマネージメントするかにかかっているのだ。それを実証的に研究する場でもある。今年度のプロジェクト運営としての反省を活かし、来期に発展させていきたい。




コメント (10)

中川妹@広島:

塾長!お世話になりました。あんな立派な修了証をいただき感激でした。一生の宝です。これからくじけそうなことがあっても、修了証を見てがんばれそうです。本当にありがとうございました。

中川塾長,一年間お世話になりました。塾課題だけでなく,いろんなプロジェクト,いろんな会,多くのレポートに取り組ませていただき感謝しております。ここで学んだことを生かして,この先も修行を続けようと思っています。そして,この中川塾が進化していく姿を,これからも近いところで見ていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。(昨夜,ゼミに行った時は,この「ひとりごと」に気がつきませんでした・・・あれ~?)

 この1年本当にありがとうございました。課題を通して学んだことはもちろんですが,多くの方との出逢いも財産です。
 これで終わりではなく,スタートだとの思いが強いです。これからもよろしくお願いします。

匿名:

中川塾長、一年間本当にありがとうございました。修了証、部屋に飾っています。自分にとっての一番の勲章です。塾で学んだことを糧に今後も精進していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。ふりかかってくる災難?を期待しています!

すずき:

中川塾長、1年間お世話になりました。とても忙しかったのですが、中身の濃い充実した1年間を過ごすことができました。3月の最後の課題を楽しみにしつつ、4月から課題がなくなるため、どのようにして自分を鍛えていこうかと考えているところです。
これからもどうぞよろしくお願いします。

みっきー:

塾長、一年間ありがとうございました。修了証をもらうとき一年間の課題を思い出しました。5月の合宿、1日目を休んでしまってこの先どうなるかと本当に心配でした。しかし、師範や塾生、学生のサポーターのみなさんのおかげで何とかがんばってこれました。これからもがんばりますのでよろしくお願いします。

いしくら:

塾長、1年間大変お世話になりありがとうございました。自分の教員人生の中で一番苦しい1年であり、だからこそ1番充実し、成長できた1年であったと思います。飛行機は寝る所というのも少しわかってきました。毎月の課題がなくなってもいつも自分に課題を持ち進んで行きたいと思います。今後ともご指導よろしくお願いします。

福ちゃん:

塾長、1年間大変お世話になりました。自分の課題を克服できれば・・。と中川塾に飛び込みましたが、貴重な1年となりました。自分の弱点をばっさりと指摘され、たたかれてはい上がる。まさに虎の穴でした。
 その反面、師範や他の塾生の励ましの言葉に勇気づけられ、絆も深まりました。最後の最後でチャック全開ということは、まだまだ修行がたりないという神の知らせだったように思います。塾生としては終わりますが、今後もご指導よろしくお願いします。

時間と課題に自分の身体と脳みそを合わせていくことが大変でした。あかん、もうだめだ~という時もあったり、今なら余裕がある、はやく次の課題をくカモーン!と思ってみたり・・・。合わせられ、そこにむけて上げていけられる強靭な人間でありたいと思います。MVP狙いを胸に秘め、入塾したのですが、かなわなかったことがまた新たなエネルギーになりそうです。中川塾のみなさんに感謝しています。

みっちゃん@浜松:

この1年間は,教師生活1○年の中で一番自分を振り返ることができました。
自分のことは自分が一番分かっていますから,授業力が付いていないことや子どもに力が付かないことは常日ごろの悩みでした。塾長や師範からそこをずばりと指導され続け,少しずつ弱点が具体化されてきました。本当に感謝しています。
これからは,その弱点をどう直していくかが新たなる課題です。私の中では中川塾のキーワードになっている「付けたい力」と「手立て」を明確にして実践していきたいです。
同時に,「易きに流れる」自分から「炎の中に飛び込む」攻めの自分になれるように,精神面を鍛えていきたいです。

素晴らしき人に出会い,人の力によりて人は変わることができる・・・何より私を塾生として選んでくださった中川塾長には,言葉では言い尽くせぬほど感謝しております。
また,この中川塾でお世話になった師範の先生方,松下財団の皆様,中川研究室の皆様,そして仲間でありライバルである塾生の皆様に心からお礼を申し上げます。

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2005年02月22日 15:51に投稿されたエントリーのページです。

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