第四十三話:D-project夏の陣
9月1日をもってやっと夏期巡業が終わった。うちの研究室の学生もフル操業だった。田口以下本当によくがんばってくれた。小林は年休をとってサポートに駆けつけてくれた。内容については、「研究室日記」をぜひのぞいていただきたい。
打ち合わせに終われる日々。
秋の宮崎中川塾公開研究会相談対応。ジャストシステム新プロジェクト打ち合わせ。D-pro次期取り組み構想打ち合わせ。D-proワークショップe-Learning版構想打ち合わせ。e-スクールin鳥取打ち合わせ。教育工学会大会企画委員会。私の役目はシンポジウムのコーディネータと課題研究の司会、一般研究の座長、発表。11月の全日本教育工学研究協議会連名発表の内容対応。科学技術振興機構研究協力機関研修合宿指示と打ち合わせ。IT学力調査承諾。新世代教室プロジェクト構想打ち合わせ。
その他、書けないけど、今後を左右する重要な打ち合わせ数件。
この夏、もちろん巡業が続いたが、自分が直接行ったかどうかは別としてD-proがらみの研修やイベントがめじろ押しだった。
【プロジェクトオフラインミーティング】
6月のトップ会議を受けてこれまでに、「ユネスコ〜リーフレット制作〜」「教材制作」「動画制作」「学校連画〜絵のリレー〜」「デジタルミニ表現」「ユニバーサルデザイン」の各プロジェクトがメンバーによるミーティングを行う。どのプロジェクトも内容もさることながら、各自の提案が授業としてどうかの厳しい議論。ここが大事。
【パンフレット制作、動画制作等ワークショップ】
この夏、約30地域にてD-pro主催、共催のワークショップが開催された。講師にはD-proが誇るワークショップ運営軍団が大車輪の活躍。特に、田邊さん、益永さんは全国をまわったのではないか。おかげで動画制作ワークショップも研修キットがほぼ完成。今後はe-Learning版の制作に入る。
【連画イベント】
この夏は愛知博への参入があった。素敵なイベント会場で会場と一体となった連画の取り組みはやりがいも見ごたえもあったのではないか。
もう1つは金沢21世紀美術館での開催。地元の小学生がたくさん参加する。
ここ(金沢21世紀美術館)では、D-pro自体をいつか開催したい。
【夏の公開研究会】
昨年は和歌山、一昨年は熊本と、いつも夏に地方で行われているD-project夏の公開研究会だが、今年はなんと2週続きで2ヶ所での開催となった。
まず、D-project in 鳥取が7/30(土)に米子コンベンションセンターで開催された。有田さん、田中さん、池田さんを中心に地元研究会「PICT」のメンバーと米子西高等学校の生徒ががんばってくれた。特に6つのワークショップは秀逸でアナログとデジタルの関係を追究できた。全国大会でも力を借りたい。
その1週間後の8/5(土)、6(日)にはD-project in みちのくが開催される。早々と定員に達しただけあって昼もさることながら三次会まで盛り上がる。稲垣委員長を中心にみちのく情報教育フォーラムのメンバーががんばってくれた。2005年の会とD-proをあわせたような「みちのく」独特の内容にしあげてくれた。
来年の夏の開催地は(D-proが続けば、だけど)まだ未定。あなたの地域でやってみない?