第八十一話:School Of The Future World Summit
えらくひさしぶりの更新になってしまった。書くことはいっぱいあるのに。。
フィラデルフィアで行われたSchool Of The Future World
Summitに参加した。マイクロソフトと連携してプロジェクト等を行っている政府関係者、NPO、教育委員会、教員等が集まってのサミットだ。今回は48カ国が参加した。日本からは清水先生@NIME以下、7名が参加。私にとっては、客員を勤めているNIMEの主担当プロジェクトであるNEXTの初仕事でもある。メンバーはとてもアクティブで一緒にいて楽しい。
テーマは未来の教室だが、主に、その環境の有効性を含めたビジョンについて、各国の取り組みを講演、パネル、ディスカッションの形でプレゼンする。途中にアクティブなセッション等が仕組まれており、カリキュラムについて、自国以外の人をみつけて討論するなど、だ。我々はインドネシア、マレーシアチームとセッション。
今回、日本チームは、フォーマルな発表はなかったが、エントリーしているNEXTプロジェクトの提案が通ると、私が来年発表することになるようだ。
今回、各国の取り組みで話によく出てくることが「フレキシブルな環境の実現」だ。たとえば、タブレットPCの活用をどのように学習にむすびつけるのか、机などの可動式の教室でどのように効果をあげるか、など。考え方も、ICT環境の話もさることながら、批判的な思考をどのようにつけるか、児童・生徒のモチベーションをどのようにあげるか、コラボレーションが成立するためのプロジェクト学習のあり方などがいみじくもどの国の発表からも聞かれた。School
Of The Futureは、インフラの話から学習環境そのものやカリキュラム、授業方法へ、ということだろうと思う。
滝田さん@マイクロソフトには特にいろいろと世話になった。ホテルも快適だった。
1:3日間のスケジュール。朝から夕方までびっちりだ。
2:MSの教育担当のトップであるLindsay Sparkの基調講演。
3:MSの技術担当Bill Buxtonの未来の黒板に関する講演。
4:講演の後は、必ずQ&Aの時間がとられている。
5:1日目の夜は韓国チームと一献。
6:日本チームは朝から仕事モード。
7:シンガポールの2015年までのビジョン。実に明快だ。