第八十三話:松下教育研究財団の研究助成
財団の研究助成の応募が今年もはじまっている。実践の思いをしっかりもっていたり、研究会活動をしっかりとやっていたりするのに、なかなか機材を含めた活動費が確保できない、という例も少なくないのでは?ぜひ応募してみてはいかがか?全国の実践者とヒューマンネットワークを構築できるのも魅力だ。応募はここから。
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財団の研究助成の応募が今年もはじまっている。実践の思いをしっかりもっていたり、研究会活動をしっかりとやっていたりするのに、なかなか機材を含めた活動費が確保できない、という例も少なくないのでは?ぜひ応募してみてはいかがか?全国の実践者とヒューマンネットワークを構築できるのも魅力だ。応募はここから。
11月に情報教育マイスター研究会を行った。この会は、バディコミュニケージョンズが事務局となり、私と藤村さん@鳴門教育大、木原さん@大阪市立大を中心に行っている。また、4人の特任マイスターに毎回担当会を決めて模範事例などを示してもらっている。第2回になった今回も企業参加者を含め80名以上の参加となった。
情報教育マイスター研究会は、学校教育での情報化を推進する上でのリーダーを養成するために企画・運営している。しかし、いわゆるICTの授業や校務の活用に関する情報化リーダの養成ではない。機器やシステムの運用などではなく、校内マネージメントや情報教育(ICTだけではない)授業デザインやカリキュラムコーディネートの力量アップを目的としている。
さらに、「産官学民」と、立場の違う人同士が互いに理解し知恵を分かち合う協働の場を広げることを目指して活動している。
はなまるworldライブ報告で、詳細な記事をあげてくれた。
今回は長いタイトルになってしまった。
12/25は今年度で最後になる「先端科学技術の近未来」の授業。今回は、日本教育新聞の吉岡さんが、「新聞を読む」というテーマで、新聞記事をどのように作っていくのか、どのような着眼点で何を課題としているのかを話してくださった。読者は、紙面を右上から左下に読む傾向があるため、この方向で記事を作成する事。左上をスルーするので、ここに連載などの囲み記事を入れる事など、とても興味深い話をたくさんいただいた。また、この授業から、鹿児島マルチメディア研究会のメンバー6名(プラス赤ちゃん)が中川研究室に来研され、受講された。(この授業の最年少受講年齢を樹立!)
次の日は、石川県のICT活用研究会。総勢11名の実践発表、その後、参加者全員でのパネルディスカッションと休みもそこそこの充実した半日だった。今回のテーマはプロジェクターの日常的活用。アビオの書画カメラ付きのプロジェクターを使っている発表者が多かったので、その実践は、敷居は低いのだが、実に多義にわたった。特に、「知識・理解の補完に動くものをどう写す(書画カメラにはさむ)か」という発表では、大変盛り上がった。私からは、まとめとして、スタンダードとエクストラの活用をきっちり意識して分ける事が校内での普及には必要不可欠である事などを話した。
この研究会の様子は、日本教育新聞で掲載の予定。また、プロジェクター活用の実践は、日本アビオニクスとの共同研究のサイトに掲載予定。掲載されたら、またご報告する。
写真:上段は吉岡さんの授業風景。下段はプロジェクター活用の研究会の様子。