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宮崎市立住吉小学校校内研、北村級訪問(5/1)

 ICT活用実践研究中川塾2期生の北村さんの授業を参観した。別の要件でちょうど宮崎に行くことになり、北村さんが授業提供を申し出てくれたので、参観することになった。さらに、学校も当初の予定を変更して、校内研究会ということになった。
 6年生国語の授業で「伝え合おう、私の意見」という単元で、情報活用の実践力をねらった授業(北村さんの学校が昨年、今年と情報教育の研究校)。
 学習内容は、
・選んだ新聞記事をもとにスピーチメモを作成する
・そのために、スピーチメモの作り方について、おさえるべき点に気づかせる(5W1H、事実と意見の区別など)
 ことに重点が置かれていた。
 授業後の整理会は、前半を北村さんと私の対談形式で行い、その中で、
・本時のねらい、内容盛りだくさんであったこと
・比較をもっと明確にもりこむべきだったこと
を指摘した。しかし同時に、
・ICT機器をいっさい使わずに、アナログのよさを最大限生かした授業づくりを試みたこと
・メモをとるということが情報活用の実践力の中で、それぞれの学年、教科等でどのように具体的に位置づけることができるのかを校内研参加のすべての教員になげかけることになったこと
について、特筆すべき授業であったともコメントした。
 準備の日数がない中で、また、異動した早々に校内研にしたこと、北村さんの意気込みをしっかり感じることができた。授業で明確な課題が出てくることは次につながる。けっして小さくまとまらず、今回のようにいつまでもイキの良い授業をしていってほしいと思っている。本人は秋にまたリベンジしたいとのこと。こういう姿勢も彼の授業力をさらにあげていく原動力だと思う。
 北村さんの学校は今年宮崎市の情報教育公開研究の指定校にもなっている。当日も私は関わる予定。
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コメント (1)

kitamura:

ご参観、そしてミニ講演ありがとうございました。
まだまだ課題はたくさんありますが、対話の中でいただいたヒントを生かし、更に実践を積み重ねていくつもりです。

先日、本校で研究授業がありました。その授業者の先生が、5月にあった私の授業を参考にしたよと声をかけてくれました。
うれしかったですね。

自分もその先生の授業を見て、多くのものを学びました。

お互いの授業を見ながら、真剣に議論し、次につなげていくことが教師の授業力を高めることにつながるのだなあと改めて感じているところです。

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2007年07月03日 11:26に投稿されたエントリーのページです。

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