ネットデイフォーラム無事終了(10/7ー8)
ネットデイとは、学校の校内LAN整備を学校関係者や保護者、児童・生徒に地域のボランティアが加わって実現する「市民参画協働型」の活動を意味する。しかし、物理的にネットの整備をするだけでなく、ネットデイという行為を通して学校に関わる人と人の心を通わすところに意味がある。しかし、そのような形で仮に整備が行われたとしても、授業等の活用にどれだけむすびついているかは別問題であるのが現実だ。そこで、今回、「校内LANを活用した学校づくり、授業づくり」をテーマとして、横浜でフォーラムを開催するに至った。
実行委員会の母体はネットデイプロジェクトよこはま(NPY)というNPOの組織で、もともと教員もいるがそれよりはネットデイに関わった保護者や地域のボランティアがほとんどだ。私は、地元横浜で開催すること、活用を前面にとりあげるということで、NPYの中心メンバーである野崎さん、北見さんの熱い思いを受けて、実行委員長を引き受けた。
当日は、5本の基調講演・特別講演、36本の実践事例発表、4本の模擬授業、3つのワークショップ、出展ブース、懇親会、フェアウェルイベント等が行われた。自分がつとめているメディア教育開発センターの清水理事長にも基調講演をしていただいた。
総参加者数は1,000人で、内訳は、
・7日 セッション参加者:130人
・公開セミナー・展示会入場:110人
・8日 セッション参加者:270人
・協賛イベント・展示会入場:90人
・登壇者:70人
・スタッフ:200人
・出展者:130人
だった。
本当はもっと地元横浜の教員の参加があれば良かったが、それでも、北海道から沖縄まで県内外の教員、ボランティア、保護者、ネットデイ関係者、内閣官房、文部科学省、総務省、県会議員、横浜市教育長、横浜市教育委員など、さまざな立場の方々の参加があり、盛り上がった。特に、文部科学省生涯学習政策局の椿参事官は朝から夕方まで参加してくださっただけでなく、分科会では自ら手を挙げて参加者や登壇者に質問をぶつけていられた。ネットデイの今後の取り組みや方向性を考える上で、フォーラム開催に関わって少しはお役にたてたのではないかと思う。これからは、今回せっかく集まった横浜市や近隣の教員の研究会に協力できたら、と思う。