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2008年09月 アーカイブ

2008年09月04日

科学技術振興機構共同研究機関教員等理科教育用デジタル教育活用研修会(9/4−5)

恒例のJSTのコンテンツ普及に関する合宿研修が全国の各地域の指導主事や核になる教員を集めて科学未来館で行われた。この形では4年目になる。
1泊2日で、3つのワークショップ(いろいろな校種、地域の混成チームを作る)とパネルディスカッション、特別講演、情報交換会と盛りだくさんだ。理科授業に対する質の高い議論があり、参加者の高い問題意識が光る。
毎年お願いしている講師陣(1日目は、村井先生@金沢星稜大、川村先生@東京理科大、藤村先生@鳴門教育大、野村先生@埼玉大、松本先生@到達度評価研究会、田邊先生@慶応中高等部、佐和先生@馬橋小)も充実しており、総監督の私としても4年目になると、役割ふりなどは合宿前に終わっているので、当日ほとんどやることがないという、うれしい悲鳴だ。
理科ねっとわーく自体も、110タイトルのデジタル教材、45000以上のデジタル素材、そして教員の登録数も40000人を超えた。
これまでデジタル教材の活用に関する普及・促進としても、コンテンツやシステムの改良、授業で使ってもらえるような取り組み、そして今回のような研究協力地域へのアプローチ、などを行ってきている。このようなものが普及していくためには、どれかだけではダメだろう。システム作りや普及・促進等の主査としてかかわって8年たつが、やればやるほど、やるべきことが出てくる。これからも、できることを貢献していきたい。

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2008年09月12日

EMA啓発・教育プログラム

一昨日、青少年の携帯電話のフィルタリングに、NTTdocomo、KDDI、Softbankの三社が、第三者機関の規準策定を受け入れる、とニュースで出ていた。Willcomも追随するという。
その第三者機関の大手(?)が、有限責任中間法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)だ。
有限責任中間法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構は、モバイルコンテンツ(主に、携帯電話上)の青少年利用環境として、「青少年の発達段階に応じた主体性を確保しつつ、違法・有害情報から保護し、モバイルコンテンツの健全な発展を促進する施策を総合的に実行する」ことを目的として平成20年4月30日に設立された。
私はこの第三社機関の準備・立ち上げから関わっており、現在、監事であるとともに、啓発・教育プログラムを推進している。サブで村井さん(金沢星稜大学)、鎌田さん(まほうのiランド)が固めてくれていることもあり、アクションプランも記者発表できた。今後、このプランに従って、年度内までに段階に分けて提言をしていく。
現状を考えると、ただやみくもに禁止・規制をさけぶだけでは何も解決しない。まわりの大人がどのように目の前の子どもたちに関わるのか、具体的な議論と提案が重要だ。

2008年09月13日

第5回メディア教育研究会(9/12)

今回で5回目をむかえた。横浜の教員等有志で細々と続けている。メディアと教育を追究する研究会だ。細々と続けているが、椿参事官(文部科学省生涯学習政策局)はじめ、横浜だけでなく、県内外の教員、教育委員会、地域ボランティアの方、企業担当者などの教育関係者が集まる。特に、教育実習生など教員をめざす学生もたくさん参加してくれたのがうれしい。今回も部屋いっぱいの参加者。
毎回、まずは実行委員から連載として実践発表。前回からの積み重ねがきちんと構成されていてさすが。さらに特集としてメインの発表者を一名迎えている。今回は、「関係づけることから見える問題解決能力の育成」ということで、山本朝彦さん(文部科学省初等中等教育局教育水準向上PT学校評価室)に発表いただいた。携帯電話の工場の様子とCM等でのメッセージのずれを子どもたちが感じることから問題意識を高めていく社会科の実践。発表では、「工場では、本当に消費者のたくさんの声を聞いてつくっているのか」から、子どもたちが調べてきたことをもちよって話し合いを深めていく場面の紹介があった。実に子どもたちが鍛えられていて、問題解決学習が質の高いところで成立している様子がよくわかった。何よりも教師の「出」が絶妙で、若手教師にぜひともそのエキスをつかんでほしいと思った。
メディア教育研究会だが、後藤委員長はじめ、実行委員のメンバーは本当に忙しい中よくやってくれている。
研究会後、近くの蕎麦屋さんで懇親会。9時半から開始。蕎麦屋の2階は貸し切り状態。
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2008年09月20日

馬橋小学校指導案検討(9/18)

今週の木曜日は、私が定期的に指導・助言で入ってる学校の1つである松戸市立馬橋小学校の公開研究会に向けての授業提案と指導案検討の日だった。前日、金沢大学附属小の指導案検討とゼミで金沢から戻り、次の日に修論指導と教え子の結婚式でまた金沢に行くという、ひさしぶりの金沢を基点にした1週間になった。
授業提案は、3年の小山級の授業。どのように聞き取ったかということを確認することに特化した授業。話し手が聞き手のどんな対応が心に残ったかが授業の最後にどんどん出され、次につながる授業だった。
その後、各学年の指導案を1年から6年まで順番に話を聞きながらアドバイスしていく。このやり方は、ある意味大変ではあるけども、授業者のこだわりや背景などもわかって、とても意味のあることだと思う。最後は全体に向けて、「『よりよくする』『見直す』の、ものさし・必然性をどう授業デザインするか」「発表場面における教師の出はどこなのか」「伝えあう学習活動の学年のつながりはどうなっているのか?」「(問題追究を深める)単元の前半に勝負どころがある」等について、指摘・解説をする。しかし、メンバー全員がとても前向きでベテランと若手の教員がうまくかみあっている。佐和さん、田村さんはじめコーディネートするリーダーの手腕も光る学校だ。
公開研究会は、11月12日(水)。ぜひ外部からも参観してみてはいかがだろうか?詳細と申し込みは、こちら

追伸:最初、まちがえて「21日に公開」と書いていた。訂正したので、行く予定の方はお間違えなく。ごめんなさい。

2008年09月29日

関大某ゼミ(9/28)

関大の某ゼミが行われる。
自分の研究について、いろいろな角度、立場からアドバイスをもらえる貴重な機会だ。
いつも忌憚のない意見をたくさんもらえ、感謝。今回も特に久保田先生、黒上先生のお2人から重要な示唆をいただいた。
またがんばろうと思った。
ゼミ後は、蒸し風呂、鱧。

2008年09月30日

ICT活用授業力ゼミ(10/4)

ICT活用授業力ゼミを東京で二月に一度開催している。
今回のテーマは、「情報モラル授業の実際」だ。

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《ICT活用授業力ゼミ 第3回:テーマ「情報モラル授業の実際」》
■日時:平成20年10月4日(土)14:00-16:00(受付開始:13:30〜)
■プログラム:
1. テーマ紹介
2. 実践発表 :
 ●埼玉県大利根町立原道小学校教諭:井上謙
  小学3年 インターネットを正しく使おう 
   〜個人情報の大切さの初期指導〜
 ●千葉県松戸市立馬橋小学校教諭:佐和伸明
  シミュレーターで情報モラル感覚を育てる
   〜実体験を組み合わせた学習の進め方〜
3. ミニ講座 :「やってみよう!ICTを活用した情報モラル教育」
●武蔵大学 社会学部 メディア社会学科 准教授: 中橋雄
4. 私のおすすめ :『超簡単!! 最新ICT機器』
5. 総括 : 独立行政法人メディア教育開発センター 教授: 中川一史

■会場:(株)内田洋行新川オフィス(ユビキタス協創広場 CANVAS)B1F
    東京都中央区新川2-4-7
■参加費:無料
■対象:趣旨にご賛同いただける方皆様
■参加申込:下記へメールまたはFAXにてお送りください。
◎参加申込み締め切り 10月3日まで
■お申込先 ICT活用授業力ゼミ実行委員会・井上
メールアドレス :inoue@inoken.info

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