恒例のJSTのコンテンツ普及に関する合宿研修が全国の各地域の指導主事や核になる教員を集めて科学未来館で行われた。この形では4年目になる。
1泊2日で、3つのワークショップ(いろいろな校種、地域の混成チームを作る)とパネルディスカッション、特別講演、情報交換会と盛りだくさんだ。理科授業に対する質の高い議論があり、参加者の高い問題意識が光る。
毎年お願いしている講師陣(1日目は、村井先生@金沢星稜大、川村先生@東京理科大、藤村先生@鳴門教育大、野村先生@埼玉大、松本先生@到達度評価研究会、田邊先生@慶応中高等部、佐和先生@馬橋小)も充実しており、総監督の私としても4年目になると、役割ふりなどは合宿前に終わっているので、当日ほとんどやることがないという、うれしい悲鳴だ。
理科ねっとわーく自体も、110タイトルのデジタル教材、45000以上のデジタル素材、そして教員の登録数も40000人を超えた。
これまでデジタル教材の活用に関する普及・促進としても、コンテンツやシステムの改良、授業で使ってもらえるような取り組み、そして今回のような研究協力地域へのアプローチ、などを行ってきている。このようなものが普及していくためには、どれかだけではダメだろう。システム作りや普及・促進等の主査としてかかわって8年たつが、やればやるほど、やるべきことが出てくる。これからも、できることを貢献していきたい。