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2008年12月 アーカイブ

2008年12月09日

沖縄県マルチメディア教育実践研究大会(12/6)

パナソニック教育財団の助成事業であるICT活用実践教師塾in沖縄および沖縄県マルチメディア教育実践研究大会が行われた。

当日は、宜野湾市立嘉数小学校において、土曜日にも関わらず大城勝志先生による5年生の授業公開がまずあった。国語のニュース番組作りの単元。交流している幼稚園生への学校紹介ビデオのための企画書を練る場面だった。
午前、午後とこの授業を受けてのワークショップ。課題や改善案をグループで出し合う。授業者には、厳しい1日となったが、まさに授業を間近に参観してのワークショップだけに、具体的な議論となった。授業のねらいと活動の整合性や国語の書く活動の意味付けなど、ICTに偏らず、どっぷり授業研究。講師陣も的確な解説や意味付けをタイミングよく繰り出す。さすが。
夜は、飛び入り出し物(?)など、おおいに盛り上がる。病気療養中の盛雄会長も駆けつけてくださり、うれしい1日になった。
授業者や事務局(特に甲斐事務局長)は大変だったと思うが、参加者にとって実りある研究だったと思う。また、協賛も15社。ありがたい。
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2008年12月24日

ケータイ販売店での教育プログラム試行スタート(12/20、21、22)

一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)で、私が部会長をつとめる啓発・教育プログラムの第2弾として開発した「ケータイ・インターネットの歩き方ショートビデオ」が公開された。記者発表はこちら
約1分間のビデオが16本の構成。EMAの部会メンバーに意見をいただきながら制作したが、特に、吉岡さん(EMA)、村井さん(金沢星稜大学)、鎌田さん(まほうのiランド)は、何度も打ち合わせのために足を運んでくださった。カスタマイズして使えるいいものができたと思う。
さらに、いよいよこれを販売店に訪れる親子を対象にしたケータイ相談コーナーでのミニ教室で見てもらう試みも、大阪のドコモショップにおいて開始した。ニュースはこちら
ケータイ購入の手続き時に、親子がそろってこのビデオを見てもらうのがミソ。私も初日に訪問したが、十分なスペースをとって協力してくださっていることに感謝。このビデオを制作したSDVホールディングスのインストラクターによる解説や質問対応も含む。今後、関東のショップでも1月に実施予定。また、親子の反応については、アンケート協力してもらっているので、いずれこの結果も含め、成果と課題について発表したい。
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2008年12月30日

SPSSプロジェクトがスタート

全国の27人の研究者、実践アドバイザー、実践協力者、学生や、40名以上(?)の企業担当者などで構成するSPSSプロジェクトが11月にスタートした。このプロジェクトの課題は、「とる」「うつす」から「みる」「みせる」ことで教師、子どもの何が変わるのか、それをどのように教師が意識し、どういう観点で着目し、授業デザインの改善に活かしていけば良いのか、その手法やスタイルを検討、普及することにある。
今回のプロジェクトのキーは、ICTや情報教育に堪能な第一線の実践者がいる一方で、初任者を含めた教員経験5年以内の若手が多数参加していること。まさに、1つの学校のように進めていく(実践アドバイザーの3名は、ホンモノの教頭、教務主任、研究主任だ)。すでに第1回の合同ミーティングも開催され、MLでは活発な情報交換が行われている。授業デザインのプロセスをどこまで検討できるかが成功の鍵であると思う。
成果については、来年になり、順次、メディアや研究会や学会でお披露目になるだろう。
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第4回ICT活用授業力ゼミ(12/23)

関東圏の教師を中心に、ICT活用授業力ゼミを開催している。事務局は内田洋行。運営は井上さん(埼玉)と西田さん(千葉)ががんばってくれている。
このゼミは「教育の情報化が叫ばれ、教育現場に様々なICT機器が入ってきています。しかし,先生方はどんな授業のどんなタイミングでICTを活用すれば効果的なのか,暗中模索の状態で日々授業に向かっているのではないでしょうか?ぜひ一緒にICTを活用した授業力アップを考えていきましょう!」というなげかけのものと、2ヶ月に1回の割合で東京で開催中だ。
これまでの3回は、第1回「ICT活用で授業はこう変わる」(平成20年6月28日実施)、第2回「こんなに使えるデジカメ活用術」(平成20年8月22日実施)、第3回「情報モラル教育の実際」(平成20年10月4日実施)と行ってきた。
第4回の今月は、「英語活動にあうデジタルコンテンツ」。英語活動がそろそろ試行されていると思うが、ALTも十分に配置されずに困っている地域も少なくない。それをどのように補っていくのか、そもそも英語活動をどのように行っていくのか、新学習指導要領の目標でふれている「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを計ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う」の「コミュニケーション能力の素地」とは何なのか、を核に、出口さん(横浜市立立野小学校)と梅津さん(三鷹市立第一小学校)に実践発表をしてもらった。これまでの実践からの発表だったので、とても説得力があった。参加者には良いおみやげになったのでは?また、英語ノートのデジタル版について、くわしく説明とデモがあった。年末の忙しい時期にもかかわらず、当日は会場がいっぱいで椅子を足すほどの大盛況だった。
ゼミを運営する実行委員の約15名のメンバーと事務局には心から感謝したい。次回は、2月14日(土)に内田洋行新川オフィスで開催の予定。
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