11回目になったメディア教育研究会。今回の特集は、鳥取から米子市立成実小学校の石倉和幸さんをお招きして、「活用型学習 答えが1つでない問いを問う 〜子どもの思考を練り合わせる道具としての電子黒板を活用して〜」という題目で実践を発表していただいた。活用型の学習が社会科の学習の中でどのように成立するのか、グラフの推測をもとに思考を深めていく様子がよくわかった。また、限られている授業時間で何に重点を置き、電子黒板は実物投影機との組み合わせで子どものノート等をそのまま活用できる利点について解説があった。さすが石倉実践、子どもたちの考える力をしっかり鍛えている様子がうかがえた。また、発表後にたくさんの質問や意見が出てきて、短い時間だったが、活用型学習の肝を考える良い場になった。
今回は、この大変なタイミングの中、文部科学省生涯学習政策局の齋藤晴加新参事官も駆けつけてくださった。となりでたくさんのメモをとられていた。こうやって教員の生の声や実践を見てくださることをありがたく思う。
より大きな会場に移動して3回目を迎えたが、ここも手狭になってきてうれしい悲鳴だ。9時半からの懇親会も40名以上が参加。