カシオ計算機メンバーと全国の実践者22名、研究者3名、学生1名で構成しているSPSSプロジェクトはミーティング最終回を迎えた。
これまで「デジタルカメラによる授業のふりかえり」と「教室でのiCT機器を活用した学習効果」をテーマとして、実践とその評価を深めてきた。事例としても、最終的には150事例を超えるのではないかと思う。それ以上に、毎回、授業についての工夫や留意点が議論になるところがいい。ICT機器は、ただ使えば、それでOKということではない。授業全体の中での位置づけをいつも問うていく必要がある。個人でその視点をもつこと、自分以外の人(校内の会や研究グループ、プロジェクトなど)と議論がどれだけできる機会があるかということが勝負だと思う。
これまでプロジェクトを支えてくれた下田さん@カシオはじめ、プロジェクトメンバー全員に心から感謝したい。
SPSSは、これからプロジェクトWebサイトの公開や事例集の発行や学会・研究会での発表など、成果をいろいろな形で公開していく。すでにSPSS2開始の話で盛り上がった。
終了後は、オペラシティの53階で打ち上げ。
« 電子黒板本が書評に | メイン | しばし »
コメント (1)
先日の会議では、中座しまして大変申し訳ありませんでした。
今回、デジカメでのふりかえりを実践発表した中で、教師自身が手軽に(つまり継続しやすい)自らの授業をふり返ることができるための道具として、やはり、デジカメは有効だなぁと感じました。
デジカメで撮影された写真から、思い出されることはたくさんあります。そのときの情景が浮かんでくるのです。あいまいにしてきた事実が否応なく突きつけられます。
でも、だからこそ、授業力を高めることができるんだと感じています。
テーマを決めて、今後も撮影し、そして、ふり返りの時間を確保したいと強く思いました。
すばらしい機会をいただき、ありがとうございました。
投稿者: こばやし | 2009年10月10日 23:46
日時: 2009年10月10日 23:46