インテリジェントプロジェクタ実践活用プロジェクトのサイト
書画カメラつきプロジェクタで有名な日本アビオニクスとの共同研究「インテリジェントプロジェクタ実践活用プロジェクト」のサイトが仮オープンした。制作は、松能君@金沢大学教育学部技官ががんばってくれた。
全国で約30名のプロジェクトメンバーが日常的な活用を行い、その成果(事例)の一部がアップされている。
今後、まだまだ実践事例は増える予定。プロジェクトメンバー自体も増えるかも。
サイトはこちら。
書画カメラつきプロジェクタで有名な日本アビオニクスとの共同研究「インテリジェントプロジェクタ実践活用プロジェクト」のサイトが仮オープンした。制作は、松能君@金沢大学教育学部技官ががんばってくれた。
全国で約30名のプロジェクトメンバーが日常的な活用を行い、その成果(事例)の一部がアップされている。
今後、まだまだ実践事例は増える予定。プロジェクトメンバー自体も増えるかも。
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月曜日に、福岡の志賀島小学校の授業を参観した。これは、今年度の科博との「海を伝えるキッズボランティア」の事業であり、かつ、私がが主査をしている科学技術振興機構(JST)の「モバイル端末活用プロジェクト」の事業である。当日は船で博多港から志賀島へ。
子どもたちがiPodを自身の情報端末、デジタルノートとして、水族館に来場される方々への案内をするために活用する、という総合的な学習の活動だ。30日に水族館で本番を迎える前に、地元の方々を招いて、そのリハーサルが行われた。当日は、生き物が目の前にいるお客さんに、プラスαの情報を伝えて、さらに興味をもってもらわなければならない。これまで、マリンワールドの高田館長や三宅課長の協力を仰ぎながら、取材活動を続けてきた。
すでにiPodの活用については、慣れたもので、まさにツールとして活用していた。
約2時間、お客さんに見立てた地元の方への案内を2つのグループに分かれて行った。これまでの取材した情報を駆使しながら、原稿も読まずに、上手にやっていた。これから本番までの課題として、さらにお客さんを意識して、iPodの提示の仕方やリアクションの確認など、まわりの大人の人からのアドバイスがあった。
それにしても、環境がいい。放課後は、6年生の男の子と女の子が野球をやっていた。地域の人の学校への協力体制もとても良好だそうだ。
昔ながらの良いところ、新しい技術、そういうことがマッチするとこういう学校になるんだなぁと実感。
全国の27人の研究者、実践アドバイザー、実践協力者、学生や、40名以上(?)の企業担当者などで構成するSPSSプロジェクトが11月にスタートした。このプロジェクトの課題は、「とる」「うつす」から「みる」「みせる」ことで教師、子どもの何が変わるのか、それをどのように教師が意識し、どういう観点で着目し、授業デザインの改善に活かしていけば良いのか、その手法やスタイルを検討、普及することにある。
今回のプロジェクトのキーは、ICTや情報教育に堪能な第一線の実践者がいる一方で、初任者を含めた教員経験5年以内の若手が多数参加していること。まさに、1つの学校のように進めていく(実践アドバイザーの3名は、ホンモノの教頭、教務主任、研究主任だ)。すでに第1回の合同ミーティングも開催され、MLでは活発な情報交換が行われている。授業デザインのプロセスをどこまで検討できるかが成功の鍵であると思う。
成果については、来年になり、順次、メディアや研究会や学会でお披露目になるだろう。
この1週間は、文部科学省、CEC、JST(事務局と)、JST(コアメンバーと)、日経新聞、メルプロジェクト、ゆめ基金、NHK、SPSS、個別に水越伸さん、村井さん、中橋君、それからもちろん放送大学内部で担当しているFDの研究プロジェクトなどなどと研究や企画・構想の打ち合わせの毎日だった。
カシオ計算機メンバーと全国の実践者22名、研究者3名、学生1名で構成しているSPSSプロジェクトはミーティング最終回を迎えた。
これまで「デジタルカメラによる授業のふりかえり」と「教室でのiCT機器を活用した学習効果」をテーマとして、実践とその評価を深めてきた。事例としても、最終的には150事例を超えるのではないかと思う。それ以上に、毎回、授業についての工夫や留意点が議論になるところがいい。ICT機器は、ただ使えば、それでOKということではない。授業全体の中での位置づけをいつも問うていく必要がある。個人でその視点をもつこと、自分以外の人(校内の会や研究グループ、プロジェクトなど)と議論がどれだけできる機会があるかということが勝負だと思う。
これまでプロジェクトを支えてくれた下田さん@カシオはじめ、プロジェクトメンバー全員に心から感謝したい。
SPSSは、これからプロジェクトWebサイトの公開や事例集の発行や学会・研究会での発表など、成果をいろいろな形で公開していく。すでにSPSS2開始の話で盛り上がった。
終了後は、オペラシティの53階で打ち上げ。
今日は千葉でも雪がちらちら。朝から午後にかけて放送大学でたくさんの打ち合わせ、会議等。終了後、すぐに羽田空港へ。小松空港に福田が迎えに来てくれる。金沢大学に向かったらそこは銀世界。夜は、村井さん(金沢星稜大学)が中心に取り組んでいる某企業との共同研究。ここには書けないが、教室で使えるおもしろいしくみの開発が進んでいる。これまでの検証のデータを見直す。終了後、主計町茶屋街のみふくで牡蠣鍋。絶品!
スカイ(株)との共同研究である表記のプロジェクトの今年度のキックオフミーティングが品川で行われる。指導案の作成や授業モデルの検討と同時に、新メンバーから新機能やミニコンテンツについての提案があった。今年度は切実感と汎用性をどこまで追究できるかがポイントか。3時間以上に及んで熱い議論がくりひろげられた。
書籍化後、少し開店休業中だった電子黒板研究プロジェクトが新たにスタートした。テーマは、「思考のプラットフォームとしての電子黒板の研究」。研究・実践メンバー13名+パイオニアとの共同研究だ。今年度は、一人一人が研究テーマをもって成果を出していくことにした。プロジェクトとしては、「深める」ことに主眼を置く。
巷では、昨年度の補正等で入った機材がどのように使えるのかそういうサポートが十分ではないうちに、すでにちがう方向に花火があがっている。これはどうかと思う。さまざまな思惑があるのはわかるが、地に足をつけて取り組まないと、学校現場を混乱させるだけだ。私は私のできることをしっかりやっていきたい。
5/27にプレスリリースがあった和歌山県、インテルとの共同研究「T21プロジェクト」のキックオフミーティングが和歌山市内で行われた。このプロジェクトは、児童生徒一人1台のタブレットPCを活用しながら、活用型•探究型学習の授業モデルや研修プログラムを開発•評価していくことを目的としている。県内協力校5校の先生方、和歌山市の情報教育研究員の先生方、県と市の教育会関係者、企画•研究推進のコアメンバー、インテル関係者など、総勢40名以上が集まった。
ドリルなどをパソコンでやってみる、実物投影機で大きくうつす、などと比べるとたしかに敷居が高い。ただ、上記の点で、どのような授業ができるのか、課題は何なのかなどをきちんと明らかにしていかないと、現在、ニュースでよく出てくる児童生徒一人ひとりのためのデジタル教科書や端末の活用などは絵に描いた餅になってしまう。このT21では、わりと小規模のプロジェクトで、学校と深く関わりながら、進めていくところがミソだ。経過については、またここで報告したいと思う。
スカイとの共同研究で、疑似体験ツールの開発と活用について、進めている。
実践ガイドのバージョンアップ、研修のあり方、授業モデルの開発などについて、議論。メンバーのがんばりに感謝。